早いものでお盆を迎え、皆様も大切なご先祖様をおまつりされていることでしょう。
ただし、この猛暑にだけは十分、ご注意くださいませ。
先だってご葬儀をお手伝いさせていただいた時のお話です。
ものすごく暑い日で、ご葬儀の打ち合わせをするため、ご自宅に伺った時には汗びっしょり。まずはしっかりと身支度を整え、喪主様のご自宅へ足を運びました。
故人であるお母様に手を合わせた後、喪主様からお母様のお人柄をお聞かせいただきました。
お母様は昭和一桁生まれで、現代のように物があふれておらず、食べ物も少ない時代の方でした。
その時代の影響か、お母様は食べることができるのはありがたいことだと、常日頃からおっしゃっていたそうです。
「ありがたい…ありがとう…いただきます」が口癖だったと、喪主様が教えてくださいました。
喪主様やごきょうだいの皆様が帰省すると、「よう食べとけよ…よう噛んでな…ゆーっくりしてけ…」と、もてなしてくれたそうです。
一人暮らしをしていたお母様。たまのにぎやかさが嬉しかったのかなと、お母様をご覧になりながら、喪主様がお話しくださいました。
そんなお母様のご葬儀には、大好きなご家族から感謝のこもった、甘い物がお供えされました。
そして、大好きなご家族の皆様に見守られながら、ご出棺となりました。
【家族葬の結家】は『最後の家族旅行』をコンセプトにつくられた、大切なご家族でゆっくりとお過ごしいただく、最後の場所です。
少しでも後悔のないお別れができていたら幸いです。
ご家族様におかれましては数日間お疲れ様でした。時節柄、ご自愛くださいませ。
家族葬の結家
担当 福島 隆嘉