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春告鳥の知らせが遅くなった理由

「いやだ、どうしちゃったの? 大丈夫? 少しでもからだ、休めているの?」

久々の再開が、大切な方とのお別れのお手伝いになってしまった事が、とても悔やまれました。伺ったのは、以前同じスタッフとして働いていた、大切な仲間のお宅。現役の頃は、とてもハツラツとした印象の強かった方。旦那様との急なお別れに力なく笑うそのお顔は、私の心を強く締め付けました。急なことで、何の準備もできていない、そう肩を落とす体は一層小さく見え、いま、何ができるだろうか、何を求めているのだろうか、ご家族のお顔をかわるがわる、何度も見回しました。ふと目に入ったのは、幸いにも穏やかなお顔をされた故人様の枕元にある、可愛らしいアイシングクッキー。亡くなる前日まで欠かせなかったタバコ、好きだったあんドーナツ、毎日飲んでいらしたブラックコーヒー…そんな中に混じって、ひときわ目を引いた、鮮やかな緑色。

「孫が土産に買って来たお菓子、あの人、ずっと食べなかったの。私はまだ食べないの?って言われて、最近食べたのだけれど…」

昭和気質で、一本筋の通った頑固者。人に厳しく、けれど何より自分に厳しくて、決して他人に弱音を吐かなかった、見上げるほど立派な体躯の、一家自慢の大黒柱は…片手のひらに乗る小さな、それは小さな、あまい想いをずっと、ずっと、誰に理由も言わず、大切に取っていらしたのです。

なんでだろうね、不思議そうなご家族の話題はすぐ次に行ってしまったのですが、見ればわかる、季節物のお菓子は、明らかに、春先に用意されたもの。お隣に並ぶスイカを見ても、もう初夏はすぐそこにきているのに、閉じられたままだった封。ずっと、黙って、大切に置かれたままだった、あまい小鳥。お棺に入れてあげよう?問うまでも無く、大切なお孫様の手で、大好きな、大好きで仕方ないおじいちゃんの元に羽ばたいた、一羽のウグイス。

もう、春なんてとっくに過ぎていて。だって当たり前のように、次の季節も一緒に迎えるものだと、そう思っていたから。じいちゃんはきっと今頃、遅れた優しい鳴き声をその耳に聞きながら、可愛い可愛いお孫さんからのあまい想いを、いつもの苦いコーヒーと一緒にほおばっていることでしょう。その鳴き声は、こうも聞こえるそうです…「法、法華経」。

突然大切な方の手を放すことになってしまったご家族様に、どうぞ、お疲れのでませんよう…スタッフ一同、心よりおいのりしております。

 

家族葬の結家

担当:古橋 春奈

 


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