碧南市の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。 碧南市の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。

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最後は笑顔で

いつもお世話になっております。家族葬の結家の河本です。

12月に入り、年末に向けてお忙しくされている方も多いのではないでしょうか?慌ただしい日々が続き、疲れを溜め込んでしまわぬよう、しっかり体を労わる時間も取ってくださいね。

本日のブログでは、最近お客様とかかわっている中で喜びを感じたエピソードをお話しいたします。

お通夜お葬儀と、ご家族と共に同じ時間を過ごしていると、大切な方の死の受け止め方が人それぞれなのを実感しています。

先日お手伝いをさせていただいたのは、お母様を亡くされたご兄弟のお式でした。まだお子様は30代半ばと若く、お父様も数年前に亡くされていらっしゃいました。

ご両親を亡くされたこと、お母様との突然のお別れという現実に式中も涙が絶えませんでした。お母様のお人柄を聞かせていただく時も込み上げてくる思いを抑えきれないご様子に、私も胸が苦しい思いでした。

思いは強いはずのお子様方でしたが、お母様に持たせてあげたいものはあるかを伺った時、「何もない」との一言。

お葬儀とは非日常で慣れないことも多く、そこまで考える余裕がないのだとその時感じました。

お子様方に代わり、私に何かできることはと思い、お母様がよく召し上がっていたというお菓子とお好きだったブラックコーヒーをご用意させていただきました。コーヒーは最後、お子様方の手で、お母様のお口許へ含んでいただきました。

お客様のためにと思い行動したことですが、喜んでいただけたか不安な気持ちがありました。

すべてが滞りなく終わり、最後にご挨拶させていただいたとき、そのことにお客様から触れてくださり、「あれで和んだ」「こうして最後笑えるようになって本当に良かった」というお言葉をいただきました。

悲しみの深い中にも少しの笑顔をお届けできたかなと思うと、こんなにもうれしいことはないなと思いました。まだまだ未熟者ですので、今後も引き続き精進してまいります。

お世話になりましたご家族の皆様へも感謝申し上げます。ありがとうございました。

家族葬の結家

担当 河本 粛