桜が満開に咲き誇る頃…
静かにその人生に幕をおろされた一人の女性
思いついたら、必ず行動に移す。
どんな難題も、諦めず努力を重ね執念で成し遂げる。
そんなパワフルでカッコいい女性。三橋三千子様。
乙川河川敷に5年もの長きに渡り、諦めずに
申請を出し続け、2001年1月。
ついに実現させた、86人のボランティアで
植えた86本の桜並木。20年経った今もなお
毎年、満開の花が咲き誇っています。
そんな美千子様を象徴する「桜」を祭壇中央の
ご遺影の周りへ…
ご親族のみで執り行われた式…
縁深い皆さまのお近くに
美千子様、縁のお品を飾らせていただき
式場内は美千子様をよりお忍び頂ける空間に...
ロビーにも美千子様を感じて頂ける様に
飾らせていただいた桜。
会館へ入って来られたご親族より
「わぁ~!ここにも桜があるわ!!」
嬉しい声が聞こえてきました。
迎えた開式の時…
式辞の始まりにかかす事の出来ないご祭壇の
ローソクの灯り。
喪主を務めらるご長女、祐子様より
お母様へ想いを込めご点火いただきました。
式場内皆様の想いが一つになり開式です。
ご焼香は、お1人ずつ…
それぞれの想いをお香にのせて…
喪主様のご挨拶。
お母様への感謝、、、お母様の想い、、、
涙を堪え伝えられたお言葉は、
その全てを映し出されているかの様で
深く心に染みるご挨拶でございました。
沢山のお花をお届け頂き…ほどなくご出棺。。。
美千子様が咲かされた桜並木が本当に見事で
その見事に咲いた桜の写真を美千子様にも
持って行っていただきたい
そして、また向こうから
得意の筆を走らせ、皆にお便りを届けて
いただきたい
そんな想いで作らせて頂いたメッセージカードに
皆様からひと言添え届けていただきました。
そして…
一番届けていただきたかったもの。。。
『表彰状』
「あなたは長きにわたり・・・
満開の花と満開の笑顔を咲かせ・・・
よって花咲かばあさん賞を贈ります」
入院先で意識が回復した際
看護師さんへ自ら「花咲かばあさんが帰ってきたよ!」
そうおっしゃっていらしたという美千子様。
沢山の方からは勿論、ここでの表彰式は
「私たちを綺麗に咲かせてくれてありがとう!!」
そんな声が満開に開いた花々から聞こえてくる気がし…
綺麗に咲かせて皆に笑顔を届けられた美千子様の植えた
葵桜たちからの表彰式。。。
美千子様を囲む皆さまから自然と拍手がおき
とても温かく、そして和やかな空間の表彰式となり
その光景に私まで熱く込み上げるものがございました。
表彰式を終えた花咲かばあさんへ…
最後に、美千子様の象徴である『桜』を
皆様よりお届けいただきました。
引き続き執り行われた初七日法要。
ここでもやはり桜は欠かす事は出来ません。
ご遺影の前に桜を・・・
その後の精進落としの席も
縁深い皆様のお近くには、美千子様と桜を
常に感じていただきながら
皆様、とても和やかに偲ばれておいででした。
『願わくは 花の下にて 春死なむ』
美千子様がお好きであった句。
桜の下で人生の幕を降ろしたい。。。
見事に咲かせた桜の花
そして見事に咲いた桜の元で幕を閉じられた
美千子様。。。
偶然にも必然と思えるこの現実。
美千子様が植えられた桜の苗は
皆様のお心に勇気と笑顔の苗をも植えて下さった様に
思えます。
きっと、これから先も
満開の桜が咲き誇る頃、皆様の瞳に映る
その満開の桜に美千子様のお姿が映し出される事でしょう。。。
今回ご縁を頂きお手伝いさせて頂く中
沢山の事に気づかせ、教えて頂きました。
直接、美千子様とお会いする事は出来ませんでしたが
私も美千子様の咲かせられた満開の桜を
これから先拝見させて頂き、勇気と笑顔を頂きに
伺わせていただきますネ。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
文十鳳凰殿 平安会館 家族葬の結家
担当 榊原 裕子


































