お世話になっております。家族葬の結家の河本です。
三月を迎え、今年度の節目を迎えつつあります。
新しい環境への準備を始められる方も多いのではないでしょうか。
少しずつ温かさを取り戻しながら、出会いと別れの季節が静かに訪れようとしています。
お葬儀のお仕事では、毎日が出会いと別れの連続という特殊な日々を過ごさせて頂いています。
そのなかでご家族様らしくお母様を見送って下さったお葬儀をご紹介します。
亡くなられたお母様は妹様のために着物を作ってあげるほど裁縫がお好きな方でした。
刺繡もご趣味の一つで、のんびりとした生活を送っていらっしゃったのかと思いきや、結婚後もお仕事で三河地域各地を通われていたというガッツな一面もあったのだとか。
そんなお母様に育てられたご長男は、青春時代を音楽に注いでいらっしゃいました。
ここ数年で音楽活動に火が付き、オリジナル曲の作成や路上ライブで各地を巡られています。
大切なご家族とのお別れを、「自分らしく見送りたい」「大好きな音楽で想いを届けたい」という思いがあったのでしょう。
お通夜のおつとめ後、お母様に向けてアコーディオンを演奏してくださいました。

実は私も学生時代は部活動などを通して音楽に触れたり演奏したりする経験がありました。
多感な時期に、言葉に出来なかった感情のうごめきも音楽を通して伝えられるのではないかと打ち込んだ日々が思い出されました。
葬儀場でのミニコンサートという新鮮さ、音楽と共に心にひしひしとご家族の想いが共鳴しているのを感じ、とても貴重な時間となりました。
ご出棺の際には、ご長男が作詞作曲された「今すぐあいたい」を流させていただきました。
タイトルからみても、お葬儀という場面にピタリとはまる曲だなと思ったのですが、
実はこの曲はご長男が20代の頃に恋愛ソングとして作られたものだそうです。
最近になってレコーディングしなおし、お母様のご逝去という出来事が重なりました。
恋愛ソングはお母様への追悼曲に。
人生の節目で、不思議と今の自分を語ってくれるような曲に出会ったことが皆様にもあるかもしれません。
ご長男にとってその曲がご自身で作られた曲だったのではないかと思わされました。
「ピアノは一度も褒められたことがなかった」
そう語っていたご長男でしたが、妹の為に着物を作ったり懸命にお仕事に取り組んでこられたりしたお母様なら、きっと息子様の想いを分かってくれているのではないかと思います。
そして今後の音楽活動をきっと遠くから見守ってくれているでしょう。
素敵な演奏と音楽を響かせてくださったご長男は現在、「倉橋ネコ3」のお名前で意欲的に活動されています。
YouTubeでも音源を公開されていますので、気になったお方様は是非覗いてみてください。
ご家族様におかれましては大変お世話になりました。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
家族葬の結家 豊田住吉
担当 河本 粛
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