先日お手伝いをさせていただいたご葬儀のことです。
故人様は、生涯独身であられ、弟様のご家族、妹様のご家族、そして小学校からの同級生数名の方でおくられました。お勤めをしていただいたご住職も、故人様の同級生。
お寺様のご法話やお通夜後は、暫らく同窓会という雰囲気でした。
皆、口々に仰られるのは、やんちゃだった故人様のこと。聞いていて思わず笑ってしまうようなエピソードがあちらこちらから聞こえてきました。夜、ひょっこり「お~~~い吞みに行くぞ~」と友人方の家に現れた事。パラグライダーや船舶の免許を持っていた事。弟様は、それを仕事にしろ!と何度言っても、「趣味は趣味。仕事は仕事だ!!!」と聞かなかったこと。それでも憎めない、それが許される男だったな~・・・と。町内の寅さんだったからね~~。気の向くままに自由に人生を駆け抜けた。幸せだったと思うよ。と。
そして皆、故人様のことを「パンさん、パンさん」と呼んでいました。通夜のご法話をされている時にご住職が。ご友人が会館へこられ、祭壇のご遺影を見られた時「パンさんらしいわ~~いい写真があったね」と。何度も名前を見直して、どうしてパンさんなのか・・・不思議でした。
ご出棺前のお別れでお花を手向けている時にも、ご住職も一緒にたくさんの武勇伝を皆でお話しされている時
「ね~~みんな好き放題言ってるよ。聞こえているのにね~~」と私も加わらせていただき、「そういえばどうして「パンさん」なんですか?」と伺ったら 一瞬全員が考えて「なんで?しらんよね~ 中2の時からだもんね」すると隣にいた方が「顔がさ ほら、(遺影をみて)エラがはっとるじゃん 食パンみたいだもんでじゃなかった?」「違うよ、あんぱんじゃない?」「あっ!!アンパンマンか」「アンパンマンは俺らの時代にないわっ!!」「ハハハハハっ!!」
始終 笑顔で見送られました。
「パンさん、人と違う事するのが好きだったね、カラオケ行ってもさ みんな 演歌歌うのに一人だけ英語の歌とか歌ってたよね~。なんでも一番が好き。一番じゃなきゃ嫌!。こうなるのも一番最初。いいよね皆に見送られて・・・。私達、これから一人ずつ減って行って最後はだれにも送ってもらえんのだよ。本当に幸せ者だわ」
70歳を超えても ずっと付き合いのある同級生の方が沢山いること。そして中学生の時のあだ名で生涯呼ばれ続けられた方。心がほっこりと温かくなる2日間でした。このご縁を頂き、ありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きます。
ご家族の皆様、そして、同級生の皆様もどうぞご自愛ください。

家族葬の結家
担当 藤原 恵美
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