お骨上げ(ご収骨)の際に、2人1組になり、それぞれが骨上げ箸を持ち、1つのお骨を一緒に拾い上げてお骨壺に納める事を、箸渡し と言います。
骨上げ箸とは、基本的に長さと素材の違う箸を左右一組になったものです。
その方法も地域によっては様々で、1つのお骨を2人で一緒に拾うところや、1人がお骨を拾い、次の人の箸に渡してお骨壺に納めるところもあります。
どちらも普段使用している箸よりも長い物なので、なかなか上手くお壺に納めるのは、難しいです。

小さい頃、誰かに食べ物を渡すとき、箸からお皿ではなく、箸から箸へと渡そうとして「やめなさい」と母に叱られた記憶があります。
これは「箸から箸へ渡す」行為が、箸渡しを強く連想させるものだから。だったのですね。
どうして、箸渡しでお骨を拾うのか
所説ございますが、仏教では、「この世からあの世への三途の川を橋渡しする」という、「橋」と「箸」が同音であることからという意味が込められているようです。
私が火葬場にいた10年ほど前はまだ箸渡しでお骨を拾っていただいてました。
現在、岡崎の火葬場では2人1組での箸渡しはしていないようです。
どこかの地域で、お骨上げの際「箸渡しで」と言われたら、故人さまが三途の川を無事に渡るお手伝いをして差し上げているという気持ちで行ってあげてくださいね。
家族葬の結家
藤原 恵美
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