1月23日「命と向き合う日」──冬の厳しさの中で思うこと
1月23日は、1902年(明治35年)に起きた「八甲田山雪中行軍遭難事件」があった日として知られています。
厳冬の青森・八甲田山で、多くの尊い命が失われたこの出来事は、日本の近代史において「命の重み」と「自然の厳しさ」を強く伝える出来事でした。
私たち葬儀に携わる者は、日々「命の終わり」と向き合う仕事をしていますが、こうした歴史的な出来事に触れると、改めて生きている今この時間の尊さを感じさせられます。

冬は「想いが深まる季節」。
1月は寒さが厳しく、自然と外出も減り、ご自宅で過ごす時間が増える季節です。
その分、ふと故人を思い出す仏壇に手を合わせる時間が長くなる写真や思い出の品を整理するそんなお気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
冬は、悲しみが深くなる一方で、静かに故人と向き合える季節でもあります。
寒中見舞いと供養のかたちえる方もいらっしゃいます。
形式にとらわれず、心の中で名前を呼ぶ好きだった飲み物をお供えする思い出話を家族で語るそれだけでも立派な供養です。
「きちんとしなければ」と思いすぎず、ご自身の気持ちを大切にした供養をしていただけたらと思います。

私たちは、葬儀という一日だけでなく、その後のご供養やお気持ちにも寄り添える存在でありたいと考えています。
「こんなことを聞いてもいいのかな」「誰に相談したらいいかわからない」そんな時こそ、どうぞ遠慮なくお声がけください。
過去の出来事に思いを寄せながら、今ある命、つながり、そして大切な方への想いを、そっと見つめ直す一日になれば幸いです。
家族葬の結家
伊藤勇也
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