先日お手伝いさせていただいた時のお話。
故人様のお姉さまがなにやら大きな紙袋を大切そうに
両手にさげて会館に入ってこられました。
お手伝いさせていただきますとその紙袋をお預かりしたところ
とっ~てもいい香りがするではないですか!
「どちらにお運び致しましょうか?」
「妹のところに。このままでいいから置いてあげて。」
そのまま枕元へお届けしたところ、娘さんが、
「お母さんの好きだったおばちゃんの料理作ってきてくれたの?」
涙ぐみながら驚いていらっしゃいました。
「うん、ちょっとずつだけどね」
そういってお話されていたのに、私が少し席を外した間に帰られてしまい、
さらに高齢のため明日の葬儀には出られないとのこと。
紙袋を開けさせていただくと、数々の料理が入っていました。
そしてまだあたたかい・・・
これは、この手造りの料理を皆様に見ていただき、
故人様にも是非持って行ってもらいたいと一度お預かりして
ご準備させていただきました。
娘さんが「そうそう懐かしい。お母さん良かったね」と喜んでおられました。
「本当はおばちゃんに入れてもらいたかったね」
「こんなにすてきになったよって見せたかったね」
写真を撮りながらおっしゃっていました。
是非、そのお写真お姉さんに見せてあげてくださいね。
私にも妹がいます。なんて寂しくて、なんて悲しい。
妹が好きだった食べ物をいつもの台所で妹の笑顔を思い出しながら作ってる光景は
どんなに美しく尊いか。
長い間そばにいて仲良しの姉妹ならではのお別れの仕方に
私がすっかり心を温められてしまったお葬儀でした。
平安会館 文十鳳凰殿 家族葬の結家
担当 井手 和美
















