縁斎場にてお手伝いさせていただいたご家族のお話。
ご親族の控室に床の間があります。
喪主様にご挨拶後、故人様に手を合わさせていただいていた
その時ふと違和感を感じました。
いつもと違うお部屋の雰囲気。
なんだろう?と・・・
よくよくお部屋を見渡してみれば、いつもは無いものがそこにありました。
素敵な花瓶にみずみずしい菊の花が床の間に美しく生けられていました。
喪主様の奥様が、90歳を過ぎてもファッションや美容、生活の中でも『綺麗』を意識され、優しかった義理のお母様の為にご自宅から持ち出してこられご準備されたとのこと。
「少しでも『美』のある空間がおかあさんには似合っているから・・・」と。
常に涙ぐんでおられ、ご親戚の皆様にも配慮を忘れず動いておられました。
心を込めて生きる。そして送る。
丁寧な暮らしが、人柄が、こういう時に出るんだと思いました。
「ありがとうが少しでも伝われば。」
伝わっていますよ。きっと。
女性として、葬祭ディレクターとしてとても大切なことを
教えていただきました。
ありがとうございました。
平安会館 ソサイエ縁斎場
井手 和美












