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葬儀や火葬の際に助六を用意することがあります。
助六とは、いなり寿司と巻き寿司を組み合わせたものです。
では、なぜ火葬場で食べる寿司は握り寿司ではなく、助六なのでしょうか。
実は、全国共通の決まりや宗教的な決まりがあるわけではありません。
地域やご家庭によって異なりますが、そこには昔からの食文化や葬儀場で適した食事という背景があります。
その背景の一つとして、考えられるのが、葬儀の場では生ものを避けるという昔からの習慣です。
仏教の考え方では、葬儀や供養の際に「殺生を避ける」という意識があり、肉や魚などを使わない食事が用意されることが多くあります。
握り寿司は魚介類を使うことが多い一方、助六は具材を工夫することで生ものを避けて用意することができます。

また、助六は火葬場での食事としても適しています。
火葬が終わるまでの時間は親族や参列者が待合室で過ごします。
その際に大人数の食事を用意する必要があります。
助六は折詰にしやすく、一人分ずつ取り分けることができ、生ものを使っていないので傷みにくいという特徴があります。
つまり、助六が選ばれてきた理由に「生ものを避ける」という葬儀文化と「大人数で食べやすく、扱いやすいという実用性の両方があったと考えられます。
もちろん、現在では葬儀の食事も多様化しており、助六を必ず用意しなければならない、という決まりもありません。
何気に食べている助六ですが、そこには故人を見送る場で「皆で食事を頂く」という日本の葬送文化の一面が受け継がれているのかもしれません。
葬儀の風習には、地域やご家庭によってさまざまな違いがあります。
分からないことや気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
家族葬の結家
野口
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