自由奔放に生きた日々を偲んで
自らがハンドルを握る車で北海道まで出かけて行ったことがあります。
若さゆえ、そして、自家用車を持てた喜びゆえだったのかもしれませんが、その行動力には頭が下がるばかりでした。
海外を訪れる機会もあり、また生来の収集癖も人生を彩っておりました。
何より幸せだったのは、歳をかさねても情熱を注げる仕事に恵まれ、生き生きと働けたことでしょう。
「この家の作業をした」「この現場で働いた」「あのヘルメットはあの会社だな」と、後々まで働いてきた歳月を思い出す故人の姿がありました。
母の葬儀でもお世話になりました
日本列島を制覇し、海外にも足を運び、じっとしているくらいならと70代になっても仕事に汗を流しておりました。
楽しいことを見つけながら、まさに「自由奔放」を絵に描いたような人生を目いっぱい、はつらつと送ってきたと思います。
そんな元気者もさすがに寄る年波と病気には勝てず、通院生活を余儀なくされました。
そして、別れが訪れ、母の葬儀のときと同じ、結家さんにお願いしました。
今回は家族葬。さらにコロナ禍ですので、静かなお見送りになることを想像しておりました。
スタッフの皆様の優しさときれいなお花に感謝しております
しかし、通夜が始まって思いのほか多くの方々が参列してくださり、在りし日を懐かしみ別れを惜しんでくださいました。
これまで紡いできたご縁のありがたさ、そして、人間味あふれる故人の人柄を、私たちもしみじみと身にしみて感じる機会となりました。
担当の伊藤様をはじめ、要望を聞いて素晴らしい提案をしてくださるスタッフの皆様にも、たいへん助けられました。
さらに、素敵な花がお見送りを一層彩りました。
これからもよろしくお願いします
正直なところ、当初は寂しい葬儀になるのだと思っておりましたが、皆様方のお力添えのおかげでたいへん満足のいくお別れができました。
ご参列の方々も、毎日を謳歌して生きた在りし日の足跡を懐かしんでくださり、私たちもまた故人との日々を振り返り、たくさんの思い出がよみがえってまいりました。
今回の葬儀に彩りを添えてくださった方々にはお世話になりました。
故人は、青空の下を自由に飛ぶ、可愛らしい鳥を愛しておりました。
そんな光景を目にするたび、ビール好きでドラゴンズファンで、自由で優しい心の持ち主だった故人の懐かしい面影がよみがえるのだと思います。
こうしてかけがえのない日々を偲ぶ機会に恵まれ、伊藤様をはじめとするスタッフの方々にはたいへん感謝しております。
どうか今後ともよろしくお願いいたします。
