家族葬の結家 ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
だいぶ暖かくなって春の訪れを、目と鼻で毎日感じる今日この頃。
花粉症でお悩みの方、良い薬があればぜひ教えてください。
打合せでよくお客様から聞かれることの中で、お焼香って何回するの?と質問をいただくことがございます。
お焼香の作法は、宗派によって異なります。
抹香を香炉にくべる回数、額に押しいただくのか?、いただかないのか?
宗派によりそれぞれの考えがあり意味合いが変わってきます。
様々な宗派がありますが、抹香をくべる回数は1~3回です。
お焼香の回数が1回という宗派の考えは、『一に帰る」という仏教の教えを大切にしています。
お焼香の回数が2回という宗派の考えは、主香と従香という考えを大切にしており、1回目は故人の成仏を願うため、2回目は1回目の香を絶やさないためにという思いが込められています。
仏教では『3』という数字が重視されていることから、お焼香を3回行う宗派もあります。
また、お焼香の回数だけではなく、押しいただきの回数についても制限されている宗派があります。
真言宗の場合、『3』という数字を大事にしています。
そのため押しいただきの回数は3回または1回とされています。
真言宗では、身、口、意の「三業」を清めるという考えがある他、仏、法、僧の「三宝」に香を捧げるという考えや、「三毒【欲】【怒り】【愚痴】の煩悩」をなくしていくという考えも大切にしているようです。
いずれも『3』という数字が関わっているからかお焼香の回数も3回となっています。
曹洞宗では、お焼香は2回行い、1回目は主香、2回目は従香という2つの意味が込められています。
主香では押しいただきながら、従香は押しいただかずそのまま抹香をくべます。
浄土真宗本願寺派では、お焼香の回数は1回。抹香は押しいただきません。
真宗大谷派では、お焼香の回数は2回。抹香は押しいただきません。
真宗高田派では、お焼香の回数は3回。抹香は押しいただきません。
浄土宗や臨済宗は特に決められた回数はありません。
もちろん、お焼香の回数や作法は大事ですが、形や形式にばかりとらわれるのでなく、自らの穢れを落とし、仏や故人に向きあうことが一番大事なのではないでしょうか。
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家族葬の結家 三浦成騎
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