豊川市の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。 豊川市の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。

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あなたが担当で良かった

結家ブログをご覧の皆様、こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

本日紹介するのは、先日お手伝いさせていただいたご家族のお話です。

故人様は甘いものが大好きで、特にお気に入りだったのが「やきいも」。
打合せの時に、何かお棺に入れて差し上げたいものはございますか?とお尋ねしたところ、「おじいちゃんの好きだった焼き芋をいれてあげたい」とのお返事を頂きました。

しかし、お通夜の日はご弔問の方も多く、なかなかご家族が買い物に行く時間がありませんでした。
「まあ、いいか…他のお饅頭とかいれてあげよう。」
そんな声が聞こえてきました。

私は、後悔のないようにしたいと思い、夕方近くのスーパーマーケットへ足を運びました。
ちょうど時間はお通夜開式の一時間半前。
夕方ということもあり、スーパーも混んでいました。

焼き芋があるかわからないけれど、探してみようと店に入ると、中から、おいしそうな焼き芋の匂いがしました。
ほんの数メートル先に、残り1つのホクホクの焼き芋がありました。
時間もギリギリだったので、小走りで向かい焼き芋を手に取ろうとした瞬間、横にいた主婦の方が焼き芋をすっと手に取り、そのままどこかへ行ってしまいました。

あと一秒早かったら…。主婦の方のカゴをちらっと見ると、そこには焼き芋が2つも…。
お願いして一つ頂けないかな。なんてことを考えながら、店員さんに次の焼き芋の焼き時間を伺いました。

「あと20分後に焼き上がりますよ。」

20分…どうしようかとすごく悩みましたが、きっとおじいちゃんも焼き芋を食べたいだろうなと思い、待つことにしました。

どんどん時間が過ぎていき、残り10分。変な汗が出始めた時、もう待てない!!と思った私は、近くにいた店員さんに声を掛けました。

「大変申し訳ございません。これからお通夜がありまして、焼き芋が大好きだったおじいちゃんのために、この焼き芋を持っていきたいです。まだ焼きあがってないと思いますが、あとは、私が温めます。
本当にわがままなお願いなのですが、一つ頂けませんか」と。

店員さんはびっくりした顔をして、沈黙の後「本当はダメなんだけど、今回は特別だよ。よっぽど焼きあがってると思うから、おじいちゃんに持って行ってあげて。きっと喜ぶよ」と言って、焼き芋を取り出してくれました。

「ほんとうにありがとうございます!!!!!」

そういって私はすぐ会館へ戻りました。

お通夜が終わり、皆様がだんらんしている時に、静かにおじいちゃんの枕元へ焼き芋とミルクキャラメルをお供えしました。

しばらくすると、「え!!!焼き芋がある!なんで?誰が買ってきたの?」という声が聞こえてきました。
おじいちゃん、焼き芋がお好きでお柩の中に入れてあげたいと伺ったのでと伝えると、ご家族はもちろん、親戚の方々が「じいちゃん本当に焼き芋ばっかり食べてたもんね」「なつかしいね」と大変喜んでいただけました。

お葬儀の日、たくさんのお花、いつも着ていらしたお洋服、そして大好きだったホクホクの焼き芋をお柩の中へ納め、お別れを致しました。

そしてお葬儀が終わり、最後のお話を終えたときご家族から本当に心温まるお言葉を頂きました。

「坪井さんが担当で本当に良かった。」

玄関を出る時、そう声をかけてくださいました。
私の入社した時の目標である言葉を頂けた時、涙が出るほど嬉しかったです。

これからもご家族が後悔のないお別れができるよう、あなたが担当でよかったですという言葉を頂けるようなディレクターになります。

 

家族葬の結家

担当 坪井 寧音


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