先日お手伝いをさせていただいた家族葬での一幕をご紹介させていただきます。
通夜の日、お勤めいただいたご寺院さまがこのようなことをおっしゃいました。
「お通夜というのは時間を区切ってするものではなく、その字の如く夜を通して故人様のお話をみなさんでしていただくものです」
そのようなご寺院様のお話をいただいたあと、故人様の息子さんである喪主さまのご挨拶をいただいたのですが、喪主さまからこのような一言が…
「今日ここにお越しいただいている皆さんは、きっと父との思い出がみんなあるはずです。こんなにたくさんの親戚が集まる機会はそうありません。何か父とのエピソードをここでお聞かせいただきませんか。ここで聞かないと永遠に聞くことはないかもしれませんから…」
いきなりの喪主さまの提案に、ご親戚の皆様方は戸惑いを隠せないご様子でしたが、何名かの方々が手を挙げ、それぞれのエピソードを話してくださり、ご親戚さま一同涙と笑いに包まれた夜になりました。
昨今の情勢を鑑み、家族葬という選択をされる方が多いのが事実です。家族葬というと、参列者が少なくなり、寂しいお式になってしまうのではないか、という不安のある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご紹介させていただいたようなことは、身内の方しか参列しない家族葬だからこそできることなのではないでしょうか。
大切な故人様との最後を過ごす夜、ご家族の皆様がかけがえのないお時間を過ごしていただけるよう、お葬儀をお手伝いさせていただきます。
まだまだ寒い日が続きますが、どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください。
家族葬の結家
担当 岩崎 あずみ
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