「本籍地(ほんせきち)」という言葉を耳にすることはあっても、普段の生活で強く意識する機会はあまり多くないかもしれません。
しかし、人生の大切な節目、とくに“お亡くなりになったときの手続き”では必ず関わってくる重要な情報です。
本籍地とは、その人の戸籍が置かれている場所のことをいいます。
現在住んでいる住所とは別で、「戸籍上の所在地」と考えると分かりやすいでしょう。
日本国内であれば原則どこでも定めることができるため、現住所とは全く異なる場所を本籍地にしている方も少なくありません。
本籍地が特に重要になるのが、「死亡届」を提出するときです。
ご家族が亡くなられた場合、市区町村役場へ死亡届を提出しますが、その用紙には故人の本籍地を記入する欄があります。
本籍地が分からないと、記入ができず手続きが止まってしまいます。
葬儀の準備で慌ただしい中、「本籍地が分からない」というケースは実際に多く見られます。
運転免許証などに本籍地が記載されなくなった現在では、事前に確認していないとすぐに答えられないこともあります。
本籍地を確認する方法としては、戸籍謄本(全部事項証明書)を取得するのが確実です。

最近ではマイナンバーカードを利用し、コンビニで取得できる自治体も増えています。
あらかじめ把握しておくことで、いざというときに慌てずに済みます。
また、本籍地は相続手続きにも深く関わります。
亡くなられた方の出生から死亡までの戸籍を取り寄せる際にも、本籍地の情報が必要になります。
死亡届の提出は最初の行政手続きですが、その後の相続や名義変更など、多くの場面で本籍地が鍵となります。
普段は意識することの少ない本籍地ですが、いざというときに必要になる大切な情報です。
大切な方との最期の時間を落ち着いて過ごすためにも、ご自身やご家族の本籍地を一度確認しておくことをおすすめします。
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