先日、家族葬の結家 西尾永吉斎場にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は、娘様曰く父以上に優しい人などいないのではと思えるほど温かだった方。
「大丈夫か?」「悪いねぇ」「ありがとう」
故人様の口から出てくる言葉はいつも思いやりが滲んでいたと、会葬礼状に綴られておりました。
そんな故人様、優しく温かなそのお人柄にはまた別の一面も。
学ぶことに貪欲で、博学多識。有名なクイズ番組に何度も出場し、なんとチャンピオンの座についたことも。
その様子を見てきた娘様がパソコンを勧めると、あっという間に使いこなし、楽しんでいらっしゃったそうです。
そんな故人様を見送る、お式のご様子です。
ご寺院様におつとめをしていただき、皆様のご焼香でございます。
式が進むにつれて近づくお別れの時…
お棺いっぱいにお花を手向けていただきました。
その他にも折鶴や蓮の紙花、故人様の生まれ故郷である瀬戸市の観光パンフレット、入所されていらしゃった施設のスタッフの方が作って下さった健康のためにやる事リストも一緒に。
最期は皆様に手を添えていただき、お棺のおふたをお閉じします。
そして、お棺はご霊柩へ…
霊柩車の扉が閉まり、ご出棺でございます。
悲しみに暮れている皆様でしたが、娘様よりの会葬礼状の中にこんな一言がございました。
「この別れは、父と母の再会でもあります。十六年間ずっと待っていた母が、きっとすぐに父のことを見つけてくれるでしょう」
優しいお父様です、きっと向かう先で再会したお母様に
「1人で大丈夫だったか?」
「待たせて悪いねぇ」
「見つけてくれてありがとう」
そう、皆様の思い出のままの優しい言葉を掛けているのではないでしょうか。
家族葬の結家 西尾永吉斎場にてお世話になりました皆様、当日の朝は雪が降っていたりと指先から体の芯まで冷え込む気候でございました。
最近では急に暖かくなったりと寒暖差が激しい季節ですが、風邪など引かれてはおりませんでしょうか。
もう少しで忌明け法要かと思います。まだまだ忙しい日は続きますが、体調等崩されませんようお気を付け下さいませ。
家族葬の結家 西尾 永吉斎場
担当 伊藤里帆