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いれられなくても

新年度が始まって早1ヶ月。

新しい生活にもすっかり慣れた頃でしょうか。

本日も、結家ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

 

今日は5月5日、こどもの日。

今日で住宅のあちこちで見られた鯉のぼりも、見納めですね。

 

さて、本日は「こどもの日」にちなんだエピソードをご紹介します。

お世話になったご家族は、家族間の仲がとても良く

お打合せをした際やその後のお時間も、故人さんとの思い出話で持ち切りでした。

 

ご家族同士の普段の雰囲気、仲の良さ、

そして故人さまとの関係性を非常に大切にされていたことが伝わり、

和気あいあいとお話をされる様子が、今も印象深く残っています。

 

故人さまとのお話を聞いていくと、

お好きだった食べ物や、大切にしていた手袋、お気に入りだったワンピースなど

一緒に持っていって欲しいモノが沢山ありました。

 

ただ、ひとつだけお入れできない物が。

ご長女さんが持ってきたのは高級ブランドの革製のカバンでした。

 

「十数年前に私がお母さんにプレゼントしたものなんです、

嬉しかったのか、出掛ける時には決まってこれを使ってくれていて。」

とご長女さん。

 

革で出来た物は、火葬の関係上お入れできません。

事情を説明し、納得いただいたものの、ご長女さんのお入れしたい気持ち、

そして、故人さまと鞄が離れ離れになることに強く寂しさを感じました。

 

そこで、

「折り紙で鞄を作ってお入れしませんか?」と提案をさせていただきました。

 

幼稚園の先生をしていたというご長女さん。

折り紙をご用意し、折っていただくと、

慣れた手つきで革製風のカバンを完成させてくださいました。

 

「鞄そのものは入れられないけれど、

プレゼントした時と同じ思いを込めながら折ったこの鞄なら、

きっとお母さんも大切にしてくれますね。」

とご長女さん。

 

やむを得ず入れる事を諦めなくてはならない場面に遭遇することは

少なくありませんが、少しでも入れたい気持ちを叶えて差し上げるのが

我々の使命だと思っております。

 

旅立った先でも、大切なお子さんからのプレゼントを使いたい、

そんなお母さまの願いを叶えることは出来たでしょうか…。

カバン片手に、ご家族のことを見守ってくださっていることを願います。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

ゴールデンウィークも終盤に差し掛かりました。

充実した休日をお過ごしください。

 

家族葬の結家

担当 村山 諒


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