最近は冠婚葬祭の儀式がどんどん簡略化されている印象がありますが、【お葬式】だけは、いまだにきちんと行いたい。」と思う人が多いですね。
規模は小さくなっても「しっかり送ってあげたい。」というお声、お気持ちは強く感じます。
それはきっとお葬式という儀式が【亡き人への想い】を可視化する最も強い手段だからではないでしょうか?
「宗教者は呼ばなくていい」「無宗教で」「お坊さんはいらないけど、儀式はしたい」とおっしゃる方も少なくありません。
このような要望をお持ちのお客様に対して、私はまずこのように問いかけます。
「具体的に無宗教葬儀の中で何をしたいと思っていますか?」
このように正面から聞かれると多くの方が返答に困ります。
そうした時に私はこう伝えるようにしております。
伝統的なお葬式ってやっぱり強いですね。
仏式であれ神式であれ、宗教儀式というものには、誰もが何となく知っている流れというものがあります。
「お葬式には読経がつきものだよね」「お葬式では必ず焼香をするね」など、こうした共通のイメージがあります。
お葬式を主催する喪主や遺族が無宗教を希望したとして参列された方々は「あれ、読経ないの?」「あれ、焼香はないの?」などのお声を聞くこともあります。

まずは「どのように送って差し上げたいか?」を一緒に考えましょう。
音楽は好きでしたか?
好きだった物は?
好きだったことは?
「でしたらこういうお別れ会にしてはどうでしょうか」となる時もあれば、「やっぱり伝統的な仏式で送ってあげようか」となる時もあります。
お客様の希望するイメージと、伝統的な儀式の安心感。このバランスを大切にしながら、これからも、ひとつひとつのご葬儀に向き合っていきたいと思います。
家族葬の結家
小林 孝教
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