岡崎・豊田・安城・刈谷・知立・高浜・碧南・西尾・蒲郡・豊川の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。 岡崎・豊田・安城・刈谷・知立・高浜・碧南・西尾・蒲郡・豊川の1日1組の家族葬専門会館 低価格でも家族の想いを大切にした世界に一つだけのご葬儀をお手伝い致します。

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いろいろなお別れ会

コロナ禍となり、家族葬が増えた昨今。宗教者の方も呼ばずにご家族だけでのお別れ会にしたいとおっしゃる方が増えてまいりました。
お葬儀というもののカタチがこの3年でだいぶ様変わりしたように感じます。

では、宗教者の方を呼ばずに開式から1時間、何をされますか?どのようなお別れ会にしたいですか?

ざっくりと「お別れ会でいいや」と思っているご遺族は、そこで悩んでしまいます。
しかし、お別れ会にこうするべきという決まりはありません。皆様さまざまで、お孫様からお手紙を読んでもらう場合もあれば、お孫様だけでなくご家族の方々に一言ずつメッセージをお願いしたり、お柩の近くで今までの感謝を伝えながらお花を手向けてもらったり…。
もちろん「こういうことがしたいの」という明確なプランを持っていらっしゃる方には、時間配分も考えてご出棺が滞りなく行えるように、いろいろなアドバイスをさせていただくことができます。

お別れ会で送ってもらいたい、送ってさしあげたいとお考えの方には、どのようなお別れ会がしたいのか、どうぞご家族で話し合いの時間を作ることをお勧めいたします。

この秋、二月(ふたつき)もたたずにご両親を送られた、お別れ会のお手伝いをさせていただきました。

最初はお父様。お通夜では、お父様がいつも食事会といえば訪れていらっしゃったホテルのお料理を、子供様ご家族だけでお父様を囲んで召し上がりました。
そして、お母様。お母様のお好きだった小料理屋さん(すでにお店は閉じておられますが、家族で集まる時は自宅に大将が来てくださりお料理を作ってくださったそうです)のお料理をまた全員で召し上がりました。

そして、何よりも私が感動したことがあります。
お父様の葬儀の時、市外の施設にいらっしゃったお母様には亡くなった報告をせずに行われました。ご年齢も90歳を超えておられ、ご落胆されてはいけないという配慮からでした。
ご長男様が喪主をつとめられましたが、その奥様はその日お母様の礼服をお召しになり、一日を過ごされました。

「おばあちゃまも一緒に、という想いを込めて…。」

お母様の通夜の日の食事会では、子供様家族12名がお父様、お母様の物を何か一つお召しになり、お食事と昔話に花を添えていらっしゃいました。
喪主様はお父様のジャケットを、奥様はお母様の上着を、次男様はお父様のベストを…。
ほかにもストールを、いつもの毛糸のお帽子を、と、それぞれに大切な方を感じながらのお食事となりました。

本当に素敵なお別れ会でした。これからもいろいろな“お別れ会”が増えていくかもしれませんね。

家族葬の結家

担当 藤原 恵美