母は、一生懸命働きながらも家事をこなし女手一つで、私と姉を育ててくれました。
若い時は、それは苦労苦労の連続で…本当に感謝の念しかありませんでした。
母は最期、意識こそなかったものの、私の手をいつもより少し握り返してくれたような
気がしたんです。
そんな話を、親身に母の事を聞いてくださる担当者さんへ、つい話していました。
母を送る日のちょうど1週間前は母の日でした。
担当者さんが、『1週間遅れの母の日を』と母の好きだった刺身を用意してくださり、本当に最期に今までの何十年もの感謝を、カーネーションの花束と共に母へ届ける事が出来ました。
母を送る葬儀という場ではありましたが、万感の思いを込め感謝を伝えられ、母も晴れやかな笑みを浮かべてくれているのではないか…。
また、ひ孫には一層目尻を下げ、にこにこしていた母は、これからも私達家族を変わらぬ愛情で見守り続けてくれている…そう思っています。

担当者 福島より
心温まるご葬儀を日々、心掛けて勉強しているつもりですが、逆に故人様やご家族から教えていただく事や気付かされる事が多い仕事です。
最後の最後に心からのありがとうが言えるご葬儀を目指して日々、頑張らせていただきます。